■小沢裕君、黄綬 業務精励(司法書士業) 受賞  



小沢裕君、黄綬 業務精励(司法書士業) 受賞のお知らせ

相談窓口開設に尽力

 「司法書士は町医者と言われます。ちょっと困っている人の相談に乗る身近な法律家」。
第一線を長男に託して退くが、自分を訪ねて来る相談者のために事務所からは離れない。
高校卒業後は県内の法務局に勤め、書類審査の日々だった。
「人と接する仕事がしたい」と司法書士を志し、33歳で試験に合格。古里の静岡市に事務所を構えた。
 16年間、県司法書士会の会長や理事を歴任し、破産110番など時代に即した相談窓口の開設に尽力。「司法書士の役割が社会全体に認められた」と受賞を喜び、「相談者に寄り添う心意気を忘れずに」と若手にエールを送った。